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会社の危機にこそ、経営者・起業家のビジョンと軸、そして覚悟が問われる

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ここ数日、会社の不祥事に関するニュースが多い。

その中でも特に、はれのひ(株)の社長会見を見ていて色々考えさせられたので、備忘録もかねてブログに残しておきたいと思う。

予め言っておくと、はれのひ(株)を擁護したり、攻撃したりする意図は全くないのでそこはご了承願いたい。そういう記事じゃないです。

はれのひ(株)の対応はなぜ後手後手になってしまったのか

いわゆる「はれのひ騒動」の問題点の1つとして、「1月8日の成人式当日に突然休業した」ということがある。なぜもっと早く、振り袖が届けられない可能性を顧客に伝えられなかったのか。1ヶ月前、いや、1週間前でもこの事実が明るみになっていれば、何かしらの代替手段があったかもしれない。最高のものは着られなくても、何かしらの晴れ着を着ることができたかもしれない。そう思った人も多いことだろう。

私も全くそう思う。それどころか、はれのひ社長本人もきっとそう考えていただろうと私は思う。ではそれができなかったのはなぜか。

個人的には、経営者・起業家としての覚悟が足りなかったことが根本的な原因だと考えている。

この覚悟とは、商売をすることの覚悟、顧客にサービスを届けるという覚悟、そしてそれ以上に彼や会社自身のビジョンに対する覚悟である。

なぜビジョンに対する覚悟が重要なのか

すでに閉鎖されているが、魚拓で、はれのひ(株)のWebサイトを見ることができる。

archive.is

こちらの、会社情報のページには以下のようにある。

理念『女性の美に貢献する。』

ミッション『女性がいきいき活躍をする会社をつくる。』

本気でこの理念やミッションを実現したい、したかったのなら、今回の騒動で起きたような最悪とも言える事態はおそらく防げたはずだ。

最優先が『女性の美に貢献する。』ということであれば、女性が人生で最も美しくいられる瞬間と言っても過言ではない、成人式を台無しにするようなことは何が何でも避けようとしたはずだからである。

だが、真に覚悟を持つことは生半可なことではない

「その覚悟がないなら、会社を経営するな」と、そう言いたい人もいるかもしれない。それは至極全うな意見であるが、残念ながらこのレベルの覚悟を持って会社を経営できる人はそう多くはない。

会社が危機に陥ったとき、経営者は極限状態である。顧客にサービスが届けられない。大きく傷つく顧客がいるかもしれない。会社が破綻することによって、路頭に迷う従業員がいるかもしれない。自分の将来も危ない。信用を失うかもしれない。大きな借金を背負うかもしれない。人生が終わるかもしれない。。。。。

この中には、実際に起きないこともあるかもしれない。だが、このような極限状態では、精神的に相当追い詰められ、あることないことどんどんネガティブなことを考えてしまうことは想像に難くない。

経営者は、この精神状態の中で、適切な対応を取らなければいけないのである。

つまり、ここで前述した「覚悟」が問われるのだ。この極限状態で、最悪の結果を避けるためには、経営者の行動指針となるビジョンに対する生半可ではない覚悟が必要だということだ。

経営者や起業家の方には、自身がこのような立場に置かれたとき、適切な対応ができるかどうか想像してみてほしい。果たして、必ずできると断言できるだろうか。

この覚悟なしに起業や会社の経営はしてはいけないのか?

正直なところ、私はこの問いに対して明確な回答を持っていない。世の中の変化するスピードが速くなっている中、その覚悟ができるまで起業を待ってしまっていてはもはや何も行動できないのもまた事実であるし、実際に会社を経営して経験を重ねなければ得られない覚悟もある。

だが、この覚悟がなければ、起業家や経営者が思い描く世界と真逆の世界をも創り出してしまうこともあるということは、しっかり頭に留めておきたい。

自身への戒めも兼ねて。